トップページ > なぜ効く鍼灸(2024忖度解除バージョンV.1)
鍼灸とは?なぜ効くのか?
鍼灸ってどう?聞いたことあるけど…よく分からないので治療をうけるのを迷う方も多いと思います。そこで、当院の治療を受けられる前に東洋医学や鍼灸について疑問や不安を解消していただけたらと、このページを作成いたしました。具体内容としては、「どなた様にもわかりやすい鍼灸作用」をご紹介しています。
血管拡張による発赤現象(★顕著な例)
(注:このケースでは見た目にわかるほど
の発赤が体表に現れていますが、見た目
に分からなくても軸索反射は起こりますし
、軸索反射は体表だけでなく筋内部でも起
こります )
筋緊張緩和 鎮痛作用
痛み症状に対する鎮痛効果といえば、代表的な鍼の作用と感じます。そして、鍼の鎮痛的な作用には主に二種類の系統があります。
一つ目は、鍼の刺激が神経を介して脳に達することによって、脳内にβエンドルフィンという鎮痛作用があるモルヒネ様の脳内麻薬が放出される作用です。これが発現することによってあらゆる痛みが感じにくくなります。中国では鍼麻酔としてかつて外科手術に取り入れられていました。
二つ目は、筋緊張が原因で起こる痛みや神経症状に対して、原因になっている緊張筋や索状硬結を鍼や灸で直接的に刺激して痛みを取り除く方法です(灸よりも鍼の方がダントツで汎用性有効性が高い)。このメカニズムですが、体表や筋肉内部には、知覚、痛覚をつかさどる神経線維がありますが、これを鍼で刺激すると軸索反射①という反射が起こります。この時、鍼特有の「刺激感覚」が出ます。専門的にはこれを「得気(とっき)」、又は「鍼感(しんかん)」といい、中国鍼灸ではこの反応をわりかし重視します。刺鍼でこの反応が起こると刺鍼部周囲で血管拡張物質が放出され、血管拡張が起こります。そして、血流が改善され、疲労老廃物、炎症物質が洗い流され、それに伴って筋緊張も取れていきます。その結果、痛みや痺れも根本的(局所治療として)に改善されていきます。経穴としてのツボや特定の筋反応ポイントでは、特にこの反応が出やすいことが近代以降、科学的に確認されてきており、歴史的(二千年分程のビッグデータ)にも経験的に確認されています。当院では、麻酔効果ではなく、筋肉の緊張、索状硬結を直接的にほぐす、最も効果が高い、「得気」を重視する鍼治療を行っています。
自律神経バランス
人の身体には、常に自律神経〔交感神経(=緊張)と副交感神経(=リラックス)の拮抗作用〕が働いているのですが、ストレスがかかり続けると交感神経が優位になり、全身的に筋や血管の緊張が出やすくなったり、ホルモンの分泌バランスが崩れたり、呼吸心拍など恒常性維持機能、内臓機能が弱くなったりすることがあります。鍼灸は特に自律神経の機能改善を得意とする作用があり、当院では、経穴からの治療と筋緊張解除からの治療との両方を導入して自律神経の平衡を回復させています。
免疫作用
当院採用の直接灸用
「高級もぐさ」
鍼灸には免疫力を活性化する作用があります。鍼や灸で刺激を入れると、白血球数や補体が増加、活性化することが研究①②③で明らかになっています。特に灸は鍼と比較して比較的に刺激量に幅を持たせることができ、刺激量の上限がなく生体に刺激を与えことができ、持続的に免疫惹起すること③が可能です。当院でも患者様からのご報告で、「白血球数値が増加(免疫機能の活性化)した!」とか、疾病により異常値であったものが「正常値に下がった」という症例を確認しております。
鍼や灸には以上のような作用があり、効果的で身体にたいへんやさしい自然療法といえます。当院では、これら種々の治療法を適材適所に駆使してハイレベルな鍼灸治療を行っています。
参考文献)
① はりきゅう理論 / 教科書執筆小委員会(鍼灸学校標準教科書 / 医道の日本社)
② 針灸と免疫 / 人民衛生出版社
③ 万病に効くお灸療法 / 原志免太郎(1933年)
業務用の台座式のお灸も使います。
・当院の治療方針はこちらです。
・【長鍼.3寸】中国鍼・論文です。
・実際に筋肉の緊張がほぐれる鍼の作用(軸索反射)と鍼麻酔との違いの説明はこちらです。
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