腰痛の原因と鍼灸治療法の紹介
腰痛に鍼灸治療を行っております。軽症だけでなく重症の方の来院も多いのですが、多くのケースでよい結果が得られております。
腰痛の原因と病態
筋疲労や緊張による腰痛
ストレスや長時間の座位、姿勢や筋力の偏りなどで疲労が蓄積した結果、筋緊張が増し腰痛がでることがあります。軽症では、腰が重だるいとか軽い痛みや違和感を感じる程度のことが多いようです。重症では下肢に神経痛が出たり、腰の痛みが四六時中出て歩行に支障をきたすようになることもあります。
骨の問題からの腰痛
腰椎の変形、骨棘形成、椎間板ヘルニアなどからも腰痛が起こることがあります。
身体の構造による腰痛
姿勢の偏りや側湾症、腰椎すべり症でも腰痛がでることがあります。
内臓の疾病、機能低下、その他の原因による腰痛
胃腸、膀胱炎、排尿障害など泌尿器、生理痛など生殖器系の疾病、機能低下によっても神経反射を介した関連痛としての腰痛、背部痛が起こることがあります。この他にうつ病、心因性によるものが指摘されています。
鍼灸不適応
腎結石、腫瘍、大動脈の問題など不適応の腰痛もありますので病院での検査が必要です。
腰痛の鍼灸治療

筋緊張と歪みの関係
当院の鍼灸治療は、麻酔のような効果を狙うものではなく、痛みを起こしている原因筋に直接的にアプローチして、緊張を確実に取るという方法です。いたってシンプルな治療法ですが、有効率が非常に高いのが特長です。(※痛み止め等を否定するものではありません。)
敏感な方、ハリが苦手な方には、弱い刺激の施術をしており、一定の効果も確保できますのでご安心ください。
治療回数の目安
腰痛の病態によって様々ですが、筋性の軽症ならまず少数回の治療で終了しております。
神経痛が出るような腰痛は、5~10回程度。
側湾症、腰椎すべり症などでの腰痛で、最終的に定期的メンテナンスが必要となることもありますが、それであっても「今までの違いを実感した」とお喜び頂いております。
ぎっくり腰の鍼灸治療
ぎっくり腰の多くは、腰部の筋肉が疲労困憊しているときに更に負担がかかり、筋肉がケイレン、硬直して起こります。他に、微細な肉離れなど軟部組織損傷による筋緊張を伴った急性腰痛があります。朝一番、起きぬけの動作や、洗顔時の軽い前かがみの姿勢や物や持ち上げる瞬間に好発します。
当院では、たいてい1回の施術で劇的改善しており非常に得意としております。
ただし発症後すぐに激痛が起こり、腰が「くの字/90度位」のままほとんど動けないような超重症の場合は、ご自宅にてひとまず安静をおすすめすることがあります。
最後に、
検査で原因不明といわれた腰痛であっても功を奏することも少なからずあり、誰にでもその可能性が十分あります。また“鍼灸師”として“『これ以上ない!』施術”を行なっておりますので、ぎっくり腰、腰痛でお困りでしたら当院にお任せください。