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腰痛は炎症?冷やすか温めるか・・・(その3)

公開日:2019年8月 9日

鍼灸院の説明

「ぎっくり腰」といえば急性腰痛で、筋肉性、関節性、椎間板ヘルニア、尿路結石などが想定されます。このあたりは治療の際の確認に必要で、国家資格試験(はり師きゅう師)でも出題される知識であり「まったく織り込み済み」であります。診断はもちろん医療機関で受けられます。

鍼灸院の説明

さて、当院ブログページでは、過去に、"ぎっくり腰(急性筋性)"の際の養生として、「アイシングの有用性」について簡単にお伝えしています。(該当ページ::2011年6月22日発表)"ぎっくり腰"を起こしたときの対処法として、「温めるべきか?冷やすべきか?」という疑問にお答えする内容です。

該当ページでは、「(基本的にどちらかと言えば)」ぎっくり腰には"アイシングを推奨"する」と明確にお伝えしています。因みにブログ発表2011年6月当時、この"テーマで"情報発信していた【鍼灸院】のHPは当院だけで、当院が鍼灸院で一番乗りでありました。(※そのすぐ後から京都の某〇〇◎゛鍼灸院や、その後に大阪の某〇〇◎゛鍼灸院神戸の某〇〇◎゛鍼灸院、この他に整体治療院系HP、某医療機関HPからも「同類の情報発信」が出てきましたが。。。)

当院2011年6月22日のブログで「基本アイシング」としたのは、必ずしも「腰に氷で直接アイシング」とか「氷嚢で患部をガンガン冷やせ」という意味ではありません。要は当院では"ぎっくり腰"に関して"大なり小なり炎症の存在を想定している"ため、"どちらかというと"「炎症を抑える」、ということを基本の選択肢としています。そういうことですから「温熱養生」が選択肢に入る可能性はかなり低く、「ゆっくり入浴して腰を温めろ」とか「温湿布」「ホットパック」などは推奨していません

該当ページはそもそも「ぎっくり腰では温めるべきか?冷やすべきか?」という趣旨の情報発信であります。またネット上の不特定多数の方への情報提供でもあり、当院の院内の治療時のように個別判断(個々に状況を把握)と同じ想定での情報発信ではありません。
※当院のぎっくり腰に対する鍼治療が他院治療や家庭でできる養生法よりも劣るということではありません。

これに関して、京都の〇〇◎゛鍼灸院のHP2012年ころから今でも大阪の某鍼灸院は2年間位神戸の〇〇◎゛鍼灸院はつい最近の2018年まで、ここもかなり長期、少なくとも、5、6年以上、『ぎっくり腰は、ゆっくり入浴(温熱)するとよい、』と入浴を薦める「炎症否定論」を展開していました。(京都店は今も)
(※神戸院は運動後ぎっくり腰は氷嚢で冷痛出るまで20分アイシングを併記)
(※3者は同じ系列派閥の鍼灸院ですが、主張はバラバラです。)

説明
(神戸院HPスクリーンショット 拡大表示

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追記 (2019年10月)
2019年8月にこのブログページ発表後の変化

上記の該当某鍼灸院ホームページのコンテンツが2019年9月頃に削除、変更されていることを確認しました。
◆削除状況詳細:
某〇〇◎゛大阪院は、2019年9月以降にぎっくり腰の養生説明のページそのものが丸ごと削除されました。

神戸の某〇〇◎゛鍼灸院も該当説明のページが2019年9月以降に削除され、HP全体のデザインもリフォームされたことを確認しました。

〇〇◎゛京都院のHP内の該当コンテンツ、このブログ内(以下=その理由は、・・・)で指摘しました部分、「炎症の存在を強固に全否定する主張」の箇所は、2018年頃にいったん削除され、その際HP全般のデザインとカラー変更がみられ、それ以降は「ぎっくり腰では入浴を推薦する」という主張だけになりました。そして2020年からは、「ゆっくり入浴がおすすめ」が削除されました。その後今度は、該当記述箇所がQ&Aページに移動し、「炎症否定論」だけになりました。

おそらくこの〇〇◎゛京都院の鍼灸師は、「自分のことが指摘されていることを一般の読者に悟られにくくするため、少しづつ内容を誤魔化しているのでしょう。。。 時系列に監視確認しています。。。

とにかくこの〇〇◎゛京都院の鍼灸師は、現在でも「炎症など起こっていない」と主張しています。))

鍼灸院の情報

screenshot-petendou-fakeinfo-until2018.png
<上画像:某京都院 2018年頃まで(画像をクリックで拡大表示します)

鍼灸院の情報

screenshot_202005_petendou-kyoto-info_.png
上画像:同じ京都院 2020年5月に確認した該当ページ(画像をクリックで拡大表示します)

2019年10月の追記 おわり
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追記 (2022年2月)
スクリーンショット画像の某京都院のページは2022年2月時点も以前と同じ主張を展開しています。

2022年の追記 おわり
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以下、本文つづき

その理由は、
『ぎっくり腰は筋肉の緊張が強まってケイレンの状態だから温熱によって血流をよくさせれば筋肉に酸素を送り込め、ケイレンが解けます・・・
・・・実際は炎症が疑われるような所見もなく、冷やすと血管が収縮してしまうのでかえって良くない。』
と説明しています。

おそらくこの京都の鍼灸師は急性腰痛(ぎっくり腰)の治療を多く経験しておられないのでしょう。それとも勉強不足か修行したレベルが相当低いのかも知れません。(因みに上記3院、神戸大阪京都院は3者とも「・・・指先の感覚にたよらずに鍼ができる流派だ!」という同じ師匠のもとで修行しています・・)

確かに筋緊張ケイレンタイプの症例の中には、ケイレンのみで"筋損傷"が全く出てない人がいる可能性があり、その場合は「炎症はないからアイシングの必要ない」と結論付ける"ワンパターン思考"は何となく理解できます。

しかし、"すべてのぎっくり腰で炎症は出ていない"と決め付け、十把ひとからげに「入浴で温めるのがよい」と決めつけ指導できる"その根拠"はいったいどこにあるのでしょうか?

HPの文章要約を以下に確認します。
『・・・実際は炎症が疑われるような所見もなく、冷やすと血管が収縮してしまうのでかえって良くない。』

と説明していますが、「疑われる所見がない」と言える根拠はいったい何でしょうか?HP内では詳細を明らかにしていません。

当院でもこれと同じ"筋緊張ケイレンタイプのぎっくり腰"を多数治療しております。(尿管結石や椎間板ヘルニアなど不適応除外後)

当院で治療の際の確認では、患部から「はっきりとした熱感が出ているケース」から
「うっすら微細な熱感しか分からないもの」、
「体表ではまったく熱感が触れないもの」まで
様々に"幅"があります。(治療師の指先の感覚が鈍ければ更に分からないでしょう・・・)

「体表から熱感が感じられない」からといってそれらすべての症例で「熱感が無いから炎症は絶対無い」と断定できるものではありません。なぜなら、そもそも炎症じたいが強くなければ根本的に熱感は出るほどではありませんし、腰の深部だけに炎症がある場合は外まで熱感が伝わらないだけのことも想定できます。だからといって炎症が存在しないとまで言い切れるものではありません。

・・・この京都の某〇〇◎゛鍼灸院の鍼灸師は開業して何年も経つというのに、『炎症が疑われるような所見もなく・・・』などと自信ありげに断定的に主張していますが、普段は他に何を稚拙に考えているのでしょうか

更に筋疲労とケイレンによるぎっくり腰の筋肉は「阻血状態」に近いです。その場合は、熱感が出ていなくとも、「炎症性サイトカイン」という発痛物質が筋肉組織内に放出されている状態※1でありますので、「一定レベル以上に炎症状態にある」と考えるべきで、合理的な想定です。ですから『炎症が疑われるような所見もなく・・・』の主張はこの側面からも完全に否定することができます。

まとめ
分かりやすくまとめますと、当院のぎっくり腰の治療経験(2009年開業)から確認できた事実から、ぎっくり腰には大なり小なり炎症が存在する可能性があるため、一般論としては「ゆっくり入浴や患部に温熱を与える養生法を行う必要がない」ととの結論に達しています。ぎっくり腰にはどこかに炎症が出ている可能性があることを前提にしていますので「養生としてはアイシング(消炎)を推奨する」との認識にいたっています。
(※炎症が出ているすべての急性腰痛に鍼治療が無効という意味ではありません。ただし断裂が広く強い場合は無効)

元々から、「腰痛は炎症?冷やすか温めるか・(その1)(2011年6月公開)ページでは、「ぎっくり腰は、どちらかというと、アイシングが良い、」としています。(つまり、ニュアンスとして絶対的表現を避けておりました)

このページの目的と情報内容の趣旨は、「家庭でできる養生をお知らせする目的」としており、「スポーツ選手のケガへ氷嚢によるアイシングをお勧め!」のような個別案件に対するアドバイスではなく、ネット上の不特定多数の方を対象とした情報発信であり、通常のぎっくり腰の対処法の一般論として「アイシング(消炎方向)をお勧め」するものであります。

炎症が有る無しに関わらず、ぎっくり腰に対して「冷湿布など消炎の養生」を行なった場合、ぎっくり腰がそれによって「悪化する可能性」は限りなくゼロパーセントに近いです。

逆に、体表外部から分からずとも、内部奥で炎症が出ているぎっくり腰に対して「ゆっくり入浴し腰を温める」と、ぎっくり腰が「更に悪化する可能性」がけっこう高くなります。または「痛みの変化自体に気付かなくとも、炎症が長引き、回復を遅らせる」かもしれません。

たしかに入浴直後は楽になる場合もあり得ます。しかし炎症の悪化の反応はその時すぐとは限らず、後から症状に出てきますので入浴時に感じた改善が維持できるとは限りません。これは腰部の"揉みほぐし"でも同じことです。グリグリ揉まれている最中は気持ちが良く、いったん改善したと感じても、筋の損傷部が揉まれることで翌日後から症状(炎症も)が悪化してくることがあるのです。リスクマネジメントとして温熱はやはりお勧めできません。(※上手い先生は患部の中心は軽めに施術などで改善させるケースはありますのでケースバイケースです。)

とにかくあきらかにリスクが高いのは"温める行為"です。"ゆっくり入浴"は特に危険です。整骨院でホットパックはおそらく10分程度と思われます。しかし入浴は「腰だけでなく全身」が温められ、さらにゆっくり浸かると"温熱"が長く患部に残ります。

わかりやすくもう一度説明しますが、炎症が在ろうが無かろうが、「患部をお風呂で温める」というやり方は、冷やす(常識的な方法で)よりも「かなりリスクが高い」ということです

2011年発表の「腰痛は炎症?冷やすか温めるか・・・(その1)」でも
『(炎症の有無が分からなくてアイシングに不安や抵抗を感じるのでしたら、少なくともその日は温めずに様子を見る方が無難かもしれません。』と言及していました。

当院でも「患部を温めること」をお勧めすることは、可能性としてゼロではありませんが、その場合は患者さんが当院来院後に病名や状況などいろいろ確認してからの判断であり、その患者さんについて個別の判断であります。不特定多数の方が見るインターネット上で「お風呂にゆっくり浸かる」などとお勧めすることとはモラルの根本に関わり、情報の意味がまったく異なります。

またこれは「命を懸けた証言」と言ってもよいですが、当院開業以来の来院患者さんから得られた情報で、「ぎっくり腰の後にお風呂にゆっくり浸かったら翌日痛みが悪化した」という報告(証人レベル)も実際時々受けています。さらに私が整体師のときにも同様の状況の指導を受けたことがあり、注意事項として把握していました。研修バイトでお世話になった鍼灸整骨院ではスタッフ全員の共通認識でもありました。

【参考文献】
1. 鍼灸の月刊誌/2005年12月号 ・「ぎっくり腰と鍼灸」(P.21-P.47)"炎症性/要消炎/入浴回避について記述と急性腰痛分類の説明" (下に画像)
2. 柔道整復学(改訂第4版 P.67) ・②不自然な姿勢で就寝したりして片側の筋のみ強度に...起床時、筋はやや腫脹して、うっ血(局所循環障害)となり、熱感、疼痛、筋の運動制限... (下の画像の文②)

この件について、インターネットで検索(ぎっくり腰 お風呂)を行い検索結果上位25件ほど確認しましたが、この内2件のみで「温める」を勧めていました。その内1件はお医者様のHP「悪化しなければ温める」、もう1件は非医療系で「温める」のみを推奨です。他のすべてのHPでは「アイシング」を推奨していました。鍼灸院で「温める・温法」のアドバイスを行っているところは、1000件位調査すると他でもあるかもしれません。

以上、ご注意ください。

鍼灸院のぎっくり腰養生情報

鍼灸院のぎっくり腰養生情報
入浴は急性期すなわち炎症症状が軽減するまで控えてみるほうがよい・・・

鍼灸院のぎっくり腰養生情報

ブログ公開日:2019年8月 9日

 


関連ページ

腰痛は炎症?冷やすか温めるか・・・(その1) 2011年6月22日公開

腰痛は炎症?冷やすか温めるか・・・(その2) 2011年6月29日公開

 


2021年12月追記の関連情報

2021年4月23日にアイシングに関するの研究論文が発表されました。
概要は、マウスの重度な肉離れに対するアイシング効果

袋に氷を入れて皮膚の上から30分間、2時間ごとに3回行い、これを損傷2日後まで継続した方法の結果です。結果は「筋再生が遅延する」ということでした。

*興味深い情報ですが、しかし人ではまだ確認できていませんし、アイシングの時間を短くした場合などアイシングの強度を変えたグループとの比較は行われていません。

過去のページも含めて当ブログの説明では、一貫して「氷嚢で時間をかけてしっかり冷やせ」とか「ゆっくり入浴がよい」などと極端には言っておらず、院内でも同様、これまで一度も長時間のアイシングは行っておらず、アイシングをする場合でも全てのぎっくり腰治療に行ったこともなく基本的にケースバイケースを考慮して判断しております。



誠に申し訳ございません。現在わきさか鍼灸院は移転しております。移転に伴い、現在極一部の患者様とご紹介の新規様への治療を除いて他の方への治療を受付けておりません。そのため基本的にメールでご連絡をいただいても返信をしておりません。また、サイト内のページには「旧ページ」が混在しており、掲載情報が不正確なところがあり、ご不便をお掛けしております。重ねてお詫び申し上げます。

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院長紹介

脇坂達也 鍼灸師
1970年 大阪 出身

経歴

鍼灸院で研修

スポーツクラブ内整骨院

北京語言大学漢語速成班

北京中医薬大学中医針灸進修科

中国での病院研修

詳しいプロフィールはこちら

 


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