めまい治療

当院では眩暈(めまい)の鍼灸治療に力を入れております。想定されるめまいの原因は多様で複雑なため簡単ではないのですが、めまい(眩暈)には、鍼灸ならではの作用がありますので、このページを参考にしていただき、当院の鍼灸治療を選択肢の一つと考えていただけたらと考えます。
めまいを起こす原因・関連疾病

-末梢性めまい-
- 良性発作性頭位めまい症
- メニエール病(症候群・内リンパ水腫)
- 前庭神経炎
- 突発性難聴
- 耳管開放症、中耳炎などのその他聴覚器の障害
-中枢性めまい-
- 脳血管障害
- 一過性脳虚血
- 椎骨脳底動脈循環不全
- 頚性めまい
- 偏頭痛
- 聴神経腫瘍
- 心臓由来の脳虚血
-その他-
- 心因性めまい
- うつ病
- 自律神経失調症
- 高血圧、低血圧
- 薬物
病院での治療
点滴 投薬 リハビリなど
当院でよくある眩暈(めまい)
頚性めまい
首こり・頚椎部の筋緊張で、脳や内耳を栄養している血管(椎骨動脈)や神経が圧迫され、脳内、内耳血流の循環障害が起こり、その結果めまい、ふらつき、浮動感を発症します。当院では中国で研修した治療方針に基づき、後頚部、側頚部への筋緊張・硬結を解除し、内耳への血流を回復を促す治療を行なっています。

頚性眩暈(中国鍼灸)
突発性難聴
突発性難聴も発症初期にめまいが起こったり、その後耳鳴りとふらつき、浮動感がでることがあります。鍼治療は、なるべく早くに開始することをおすすめします。
メニエール病
メニエールは、前庭症状の回転性めまいと、蝸牛症状の浮動感(ふらつき)、耳鳴り、難聴、耳閉塞感があり発作を繰り返すことがあります。多くは亜型の蝸牛症状に偏ります。鍼治療は、めまい、耳鳴りなど諸症状の改善が期待できますが全く不適応のこともあります。
めまい治療のポイント
めまいは原因が多様で非常に複雑なケースが多いため、各人のめまいタイプ、随伴する症状、体質に合った施術が必要かつ重要です。
軽いふらつきでは少数回ですぐに改善される場合もありますが、筋緊張が強く慢性化したタイプでは10~20回程度以上かかります。
引用参考文献)
・よくわかる聴覚障害/ 小川郁
・日本めまい平衡医学会
・MayoClinic
・針刀治療頚源性眩暈/ 四川科学技術出版社
関連リンク
頚椎症の鍼灸治療…こちらもご覧ください。正確な頚椎治療がめまいの改善を可能とします。
耳鳴りの鍼灸治療…こちらも症例豊富です。
後頭下筋群・翳風に『2寸鍼(6センチ)』を使った深刺し鍼治療について…当院での使用範囲を解説するページ
